パート労働法改正案で衆院本会議は19日午後、パート労働者の処遇改善を図る政府提出のパート労働法改正案を可決、参院に送付した。今国会で成立の見通し。
パート労働者が近年、著しく増加していることを受け、改正案は正社員と仕事内容が同じで雇用契約期間に定めのないパート労働者に対し、賃金など待遇での差別的取り扱いを禁止。企業にパート労働者の正社員への転換を推進する措置も義務付ける。
民主党はすべてのパート労働者への差別的取り扱いを禁止する対案を提出している。ただ、衆院厚生労働委員会で否決されると、共通の内容を含む同党の格差是正緊急措置法案の審議を与党が拒否するおそれがあるとして、同委員会での採決を求めておらず、形式上は審議中の扱いとなっている。
産経新聞 - 2007/4/19